平成23年度関東4大学研究医養成コンソーシアム
第2回夏のリトリート 開催報告

平成23年8月17日、18日の2日間にわたり、第2回関東4大学研究医養成コンソーシアム、夏のリトリートが千葉・生命の森リゾートにて開催されました。本リトリートには、群馬大学、東京大学、山梨大学、千葉大学の教員12名、学生27名が参加しました。
今回は、第2回のリトリートであったため、第1回リトリート終了後の教員・学生へのアンケートをもとに、各大学から選出された学生代表が中心となって意見を出し合うことで、プログラム・企画を考えました。

プログラム1日目は各大学の参加者の紹介に続き、ポスターセッション・招待講演が行
われました。
ポスターセッションでは、各大学5名ずつ、計20名のポスターが発表されました。前半は、各学生5分の口頭発表、後半はfree discussionと称し、活発な議論が交わされました。学生および教員の投票に基づくポスター賞が設けられており、計4名の学生が表彰されました。
また、狩野先生(東京大学)のご尽力にて実現したTuomas Tammela先生(University of Helsinki)の招待講演では、欧州の研究医教育制度のご紹介、第一線でご活躍されている若手研究医としてのご経験を伺うことができました。今後のキャリアを考えるうえで、非常に参考になったとの意見が聞かれました。
ポスターセッション・招待講演終了後も、学生・教員で夜遅くまで会場や宿泊先コテージにて情報交換が続けられ、各大学のプログラムを更に発展させる方法を考えるとともに研究内容の議論を通じ、交流することができました。
プログラム2日目は、各大学学生1名ずつ計4名が、自身の研究について20分の口頭発表を行いました。発表後の質疑応答も含め、大いに盛り上がりました。論理的なプレゼンテーションや仕事量に学生参加者は非常に刺激を受けたようでした。

2日間のリトリートを通じ、医学研究に興味を抱く学生同士が交流すること、議論を通じてモチベーションをアップさせること、ご活躍されている先生方のお話を伺うことができ、第1回リトリートに引き続き、非常に充実した時間を過ごすことができました。なかでも、第1回リトリートの参加者と再会できたことは、現在の私の大きなモチベーションとなっています。リトリートが開催されたからこそ、出会うことのできた大切な仲間だと思います。
また、第2回リトリート担当大学の学生代表として参加させていただいたことで、運営のやりがいや、多くの方々にご支援いただいていることを改めて強く感じることができました。終了後のアンケートにて、今回のリトリートから新たに行った招待講演・ポスター賞の設定等が良かったとの意見が多数見られたのも大変嬉しく思っています。
今後、各大学間での交流がより活発なものとなり、本リトリート、ひいては医学研究が更に発展するよう全力を尽くしたいと思います。

千葉大学医学部 木下大輔

Page Top