C1~C2における共通カリキュラム

教養学部(駒場キャンパス)


教養学部の期間にも、医学研究活動に触れられる下記の授業が用意されています。

Medical Biology 入門

教養学部において、文科系理科系を問わず希望者全員を対象に、医学部における研究を紹介する週1回のオムニバス形式での講義シリーズです。医学界において今日までに明らかになってきた生命のメカニズムは驚くほど精緻で洗練されており、単に生命科学にとどまらず、すべての自然現象あるいは社会現象の解明にさえも多くのヒントを与えています。このような、医学を研究するもののみが知る生命の魅力を語っていきたいと考えています。
授業は、前半後半にわけて二部構成で行い、間に質疑応答をはさむスタイルで行います。各回授業では、教授クラスの授業(その研究分野の基礎知識と研究室での研究内容)、若手教員(実験をして筆頭著者として論文を書いている人)によるプレゼンテーション、大学院生など(新たに研究を始めた人)によるプレゼンテーションなどがあります。その領域の権威から、みなさんに年齢も近く実際の活動を担っている人たちの経験までを共有してほしいと思います。初歩的な質問でもよいので、活発に質問を出して交流してください。講義後には、演者と直接話せる時間を設けます。このゼミナールでは知識を問う形の試験は行いません。毎回の講義に出席し、活発に質問をし、研究者と交流することによって「医学研究の最先端に接する」ことが目的の講義ですので、そのような体験を通しての感想、意見を適宜アンケートの形で回収し、成績評価の参考とします。

Molecular Biology of the Cell輪読ゼミ

主に教養学部2年生を対象とし(1年生も参加可能)、生命科学において最も広く親しまれている教科書「Molecular Biology of the Cell」を英語で読むことで、生命科学を英語で学ぶ習慣を身につけ、さらにその基礎となっている原著論文を読む事が出来るようになる事を目標とする少人数ゼミです。
担当教員とチューターとして参加する履修生のアドバイスのもと、各回数名の担当者が各章の解説を行い、それに対する議論を中心に進めます。また、後半は教科書に書かれたことの元になっている英語論文を実際に読んで、実験的にはそれがどのように示されたのかを勉強します。このゼミでは積極的に質問し議論に参加してください。それによって原著論文を読む際に必要な批判検討能力が養われ、自分の研究に対しても適切な検討を行うことができるようになります。第一回のガイダンスのみ駒場キャンパスで行い、実際のゼミは本郷キャンパスで行っています。

医学に接する

 希望者(医学部医学科進学希望者には履修を強く要望)に対し、短期間集中で、少人数のグループに分かれて、各グループが医学系の複数の講座を見学する授業です。全学体験ゼミナールとして開講されます。(詳しくは教養学部科目紹介の内容やガイダンスの説明を参考にしてください。)

教養学部の期間にも研究室に来てみたくなったら?

 教養学部で開講されている授業の間にも医学研究活動に魅力を感じ、研究室に来てみたくなったら、その先生に直接ご連絡してみてください。その他質問等はMD研究者育成プログラム室(utmdres-admin@m.u-tokyo.ac.jp)までご連絡ください。プログラム室ではコーディネートを行ってこのような学生をサポートしたいと考えています。

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