プログラムについて

修了生の声

 MD研究者育成プログラムには「履修することで○○を学ぶ」というような明確なシラバスが残念ながらありません。しかし、医学部のカリキュラムをこなしながら「自分はこんなこともしてみたい」という意欲を持った学生のサポートという点では、これ以上のプログラムはないと思います。
みなさん、多かれ少なかれ研究に興味があると思いますが、東大医学部の通常カリキュラムだけでは、長期間研究室に配属される機会がないため、主体的に研究をすすめるほどにはならないのが実情だと思います。ですが、このプログラムに参加することで、研究室で実際に手を動かして世界初の発見ができるチャンスも、研究志向の学生同士がつながるチャンスも格段に増やすことができます。
 たしかに、部活などでも上下のつながりはありますが、アカデミックな面での上下のつながり、しかも研究室の垣根を超え、興味の対象すら違う人々との多様性ある交流ができる場所はほとんどないと思います。このプログラムでは、何かに迷ったら先輩からサポートしてもらえますし、通常カリキュラムとの兼ね合いなどについての質問をすることもできます。もちろん、後輩には自分の経験をもとにアドバイスすることになりますが、教えることで新たな学びを得ることもしばしばです。(後輩にカッコ悪いところを見せたくないので、むしろ必死に勉強するという機会にもなります!)
 「このプログラムにサポートしてもらわなくても、バリバリ実験できるぜ」という人にも所属するメリットはあります。研究成果を出したら魅力的な発表をして世の中の人に知ってもらいたいですよね。自分の研究内容を知らない人たちに定期的に発表することで、プレゼンの練習にもなりますし、ラボ内では気づかなかったフィードバックがもらえるかもしれません。さらに、やる気と勇気があれば、奨学金を得て海外に短期留学する機会もあるかもしれませんし、研究の進展状況によっては、全国の研究志向の医学生が集まる合宿で自分の研究成果をプレゼンしてディスカッションすることもできるかもしれません。様々な可能性を秘めているのです。
 もし、残念ながら学生の間の研究が国際学会誌への掲載にいたらなくても、MD研究者育成プログラム内で修了報告をすることで、一区切りつけて卒業することもできます。
 とはいっても、東大医学部でどんな研究が行われているかわからない人の方が多いでしょう。また、「いいことばかり並べてるけど、本当の生活はメチャクチャ厳しいんじゃないの」、「ホントに自分が参加できるのかな」、「自分がやりたいことは実現できるのかな」と思った人もいるでしょう。このプログラムは発展途上です。あなた自身がプログラムをつくっていく一員になれます!
 まずは、駒場で開講されている医学ゼミナールを受講したり、MD研究者育成プログラム室にメールを出してみたりして、親身な先生や先輩から実際に話を聞いてみませんか!

(平成24年卒 H.T)