プログラムの概略
従来のカリキュラムとの違い | これまでは、1) 6年間の医学科カリキュラムおよび医師国家試験を修了してから臨床研修または博士課程大学院を選択する「医学科コース」と、2) 医学科カリキュラムを一時中断して博士課程に進み博士号取得後に医師国家試験に臨む「PhD/MDコース」の2本立てで運営されてきました。3) MD研究者育成プログラムは、通常の医学科カリキュラム(6年間)と並行し、正課(講義・実習)とは別の時間、例えば夕方以降やフリークオーター期間などを利用して、いち早く基礎医学研究の実際に触れる機会を用意するものです。平成20年度から開始されました。 |
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プログラムの骨格 | 所属する研究室での研究活動(6章A)、MD研究者育成プログラム室が主催する少人数ゼミや研究発表会(6章B)、研究活動支援(6章C)の三本立てで構成されます。 |
プログラムの特徴 | ①研究室での実験を通じた実験技術の習得と、②論理的思考、観察能力、創造性、プレゼンテーションやディスカッションなど、研究コミュニケーション能力を開発する機会が得られます。また交流会を通じて、基礎研究指向のある上級生や下級生とのネットワーク形成も期待できます。 |
履修期間 | M1からM4までを履修期間とします。教養学部やM0においても関連カリキュラム(Medical Biology入門、Molecular Biology of the Cell輪読ゼミ、第4章参照)を用意していますので、それらに参加してMD研究者育成プログラムの目指すものを感じ取ってください。 |
参加人数 | とくに規定はありません。現在、各学年30名〜40名が登録しています。 |
参加施設 | 医学部基礎系教室と疾患生命工学センターを中心とします。対象となる教室については11ページを参照してください。(その他の教室を希望する場合は相談してください) |
学部卒業後の進路 | 医学科を卒業し、医師免許を取得して直ぐに大学院(博士課程)に進学することを勧めています。大学院進学に際して、修了論文合格者は直後の東京大学大学院医学系研究科博士課程の入試において筆記試験が免除されます。 |
大学院卒業後の進路 | 学位取得後は、希望により、そのまま研究を続行することも、初期臨床研修に進むことも可能です。臨床研修の後も、基礎医学研究に戻る道もあれば、臨床医学へ進む道も考えられます。 |
参加施設 | 医学部基礎系教室と疾患生命工学センターを中心とします。対象となる教室についてはこちらを参照してください。(その他の教室を希望する場合は相談して下さい) |